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パチンコ・パチスロゲーム機の盤面入替
      ★キーワードは再利用★

Episode-1  パチスロゲーム機が持ち込まれました タイホー社製の4号機です
タイホー社の一番初期の基板です これで5号機が動くの???
ミリオンゴッドを開けてみてビックリMAXBETで謎の配線MAXBETボタンの信号線の他にランプ点灯信号がカットされて基板に取り込まれています。意味がわかりま
せん。・・・・・試行錯誤の結果MAXBETを押すことを促す信号はゲーム基板の方から出ています。
この配線を元に戻すとランフはつきっぱなしになります。
思いもよらないプログラム構成です。当時はこれが主流だったんでしょう。ある意味、見事な発想。「いい仕事してますね」
入替用の盤面がもちこまれました 蒼天の拳とアイムジャグラーです
基板を取り外して蒼天の拳とアイムジャグラーに配線し直します
持ち込みの4号機についていた基板は
再利用できるように配線と点数表示の
7セグメントをはずします


配線を1本づつはずしながら、配線先
をメモしていきます







大宝基板の再利用で4号機が最新5号機に変身しました めでたし めでたし
Episode-2 今度は俺の空が持ち込まれました 液晶モニタが壊れていて映りません
基板は大宝社製の新しいバージョンです
再利用できるように取り外しました

ついでに配線先もメモしておきます
   
大花火が持ち込まれました 俺の空からはずした基板を再利用します
宅配便で届きました。何と運賃着払いでした。今回は立て替えて支払いましたが、原則は元払いです。着払いでしか対応していない販社様をご利用の場合は事前にご一報下さい。神戸にあるホームスロット送料無料で発送しています。おすすめですよ


ところで・・・大花火はメダルセンサーが3個。俺の空は2個ですから、動くかどうか、やってみないとわかりません。弊社技術陣の腕の見せ所です。
配線ハーネス・3桁表示7セグメントは再利用できるようにとりはずしていましたので、大花火に配線し直しました。メダルセンサーは2個から3個に増えています。ホッパーセンサーは2個から1個に減っています。エラーの解除には成功しました。動作テスト中に不具合発見。小役が当たると3点づつ多く加算されます。基板のプログラムがサミー(俺の空)とアルゼ(大花火)では異なるようです。弊社の基板を使っていただければ機種が変わっても動きますが、お持ち込みになったお客様のご予算にあいません。ちょっと面倒な作業が追加されます。


プログラムを一部変更して小役加算の際の不具合は解決  めでたし めでたし










お問い合わせ 090−3194−4902 (休日・夜間OK)
Episode-3   エヴァンゲリオン魂の奇跡4が持ち込まれました
ビスティ製、2010年1月発売の5号機
基本的な動作テストをしながら
電圧の変化をチェックしておきます。
メダルセンサーは3センサー
ホッパー払出センサーは2センサーで、
センサ1とセンサ2でロジックが違うようです
簡易配線図
再利用できるように基板をはずします
基板のメーカーは不明ですが何とかなるでしょう


メダルセンサーはセンサー2とセンサー3を共通にして処理します
ホッパーセンサーは基板から本体への出力はトランジスタと抵抗を組み合わせて2回路に分割しました

3桁の7セグを貯玉表示の窓からのぞかせるのですがこれが大変。液晶モニタをはずして・・・大規模な分解になりました。
ともあれ、新吉宗からエヴァ4への基板のせ替えに成功 めでたしめでたし
Episode-4   リングに賭けろ〜黄金の日本JR.編が持ち込まれました
メダルセンサは2つ
ホッパーセンサーも2つです
ホッパーセンサの信号はチョット複雑です
基板が対応してくれるといいのですが・・・
基板をリングに賭けろに移設する依頼です。
いつもの通り
再利用できるように配線と7セグをとりはずします。

基板をリングに賭けろに移しました
思った通り、小役払出時にエラーが発生します

それと、MAXBETのロジックが逆でBETボタンを放した時に3点減算されます

設定の資料はありますがどれがどれに対応しているかまったくわからないので順番に設定していくしかありません

少し時間がかかることをご理解ただいて・・・・

5項目目でビンゴ

リングに賭けろ・黄金のJR編への移設に成功しました

めでたし めでたし
Episode-5   夜勤病棟とエウレカセブンが持ち込まれました
夜勤病棟についている基板を使って、エウレカセブンを動かすという依頼です。

いつもの通り、夜勤病棟から
再利用できるように配線と7セグを取り外します。

夜勤病棟はホッパーのメダルセンサが1個です

エウレカはセンサが2個ですから工夫が必要です。













基板から出ているホッパーセンサの信号を
2センサ様に2つに分ける回路を作りました

デジタルトランジスタ3個と抵抗3本で何とか
なりました

夜間病棟からエウレカセブンへの移設が
完了しました
めでたし めでたし
Episode-6     戦国basaraが持ち込まれました
製造元不明の基板が一緒に持ち込まれまし
た。配線と7セグは再利用できるようにはずしてありますが、配線の一本一本の意味は不明です。ここから探らなければなりません。GNDラインはすぐにわかります。24Vは基板上の部品から追いかけて判明。戦国basaraが壊れたらやっかいなので、在庫の他の台につないでみます。電源につないでみると7セグが発光しました。メダルセンサーは2か所出ていました。ホッパーモーターとセンサーは多分これだろうというところがわかりました。3本不明の配線がありますが、どれかがMAXBET、台設定と精算リセットでしょう。

問題は本体です。メダルセンサは3つですがちょっと変則的です。メダルを投入してセンサ1がLowに落ちます。10msec後にセンサ2がLow。さらに10msec後にセンサ3がLow。その後10msec後にセンサ2がHight。6msec後にセンサ1がHight。さらに6msec後にセンサ3がHightとなっていることがわかりました。

これと同じ波形を作ってパチスロ本体に送ってやらなければなりません。PICマイコンでプログラムを作って何とかなりそうです。
戦国basara・メダルセンサタイムチャート
基板から出ているメダルセンサ2本のうち1本の信号をきっかけにしてタイムチャート通りの波形ができました。わからなかった残りの配線も判明して完成は間近と思われましたが、エラーが解除できません。何とセンサ1は12VでHight〜Lowしています。PICマイコンからの出力は5VのHight〜Lowですからダメなのでしょう。本体につながるセンサ1の信号に抵抗を介して12Vをつないでみました。逆流しないようにダイオードも忘れずに・・・。
台設定後、貯留に53点送りこまれて、これでOK。苦戦しましたが、戦国basaraへの不明基板移設に成功しました。弊社技術陣に不可能はないということです。
めでたし、めでたし
Episode-7    装甲騎兵ボトムズが持ち込まれました
同時に大宝社製の基板付鬼武者3が送られてきました。大宝基板でボトムズを稼働させるご要望です。いつものように再利用できるように基板、7セグ、配線、カウンタメーター、音声ボリュームを鬼武者3から取出します。
大宝社のパチスロ用基板は小役払出の際、ホッパー駆動信号をLowにすることでパチスロ本体とやりとりしています。鬼武者3についていたのは大宝社の初期の基板です。大宝社がパチンコ用に使っていたのは知っていましたが、この手のものでパチスロも動いていたんですね。配線を移し替えましたがこのままでは動きません。エラーメッセージの大合唱です。
まず、メダルセンサーの信号を合わせます。大宝基板のメダルセンサ信号1を取り込んでセンサ1センサ2センサ3の信号をPICマイコンでプログラミングします。トランジスタアレイとダイオード、抵抗を組み合わせた回路にマイコンをのせてつなぎました。
問題は払出センサの信号です。大宝基板
からセンサ1・センサ2の2本が出力しています。これをつないでみましたが、小役払出の際、ホッパーエラーになります。大宝基板から出ている払出信号を二分割する2センサパルス基板を使って、うまくいきました。台設定後、3桁7セグに50点表示させてMAXBETを押すと本体に飲み込まれるはずです。ところがMAXBETを押す前に飲み込がはじまります。どうも、信号がONのまま立ち上がるようです。そこで、5Vのリレーを使って基板の信号をGNDショートさせる方法を試してみました。これでばっちり、何となく完成ですね。念のため、BIGボーナスをあてて、エラーが起きないか確認します。ここで不具合発覚。
なんと、小役加算の際、1点多く加算されることがわかりました。毎回起こるわけではありませんが、見逃すことはできません。解決策を探りましょう。大宝基板からは払出信号が2本出ています。現在はセンサ1の出力を取り込んでパルス基板で2つの信号に分けています。これをセンサ2の方を使ってみました。すると、毎回正確に加算されます。これで、完璧に、大宝基板で鬼武者3が
装甲騎兵ボトムズに変身を遂げたのでした。めでたし、めでたし。
メダルセンサタイムチャート
Episode-8  ウルトラマン(山佐)から基板をはずして再利用エヴァンゲリオン魂の軌跡に組み込みました
ウルトラマンについている基板は出所不明です。配線は複雑です。メダルセンサーのところに小さな基板がぶらさがっています。どうも、コイン不要機の基板を利用しているようです。ブロッカーの(+)側にダイオードがついていました。払出センサーは1センサーですから基板からそのまま信号を送っています。
メダルセンサーにつながっているコイン不要基板らしきものを駆動するために、ウルトラマン本体から5V・GNDを取り込んで、基板からのセンサー信号を2つに振り分けているようです。途中、2か所の配線が切断されていて、意味がわかりません。この点は追及してもあまり意味がないので、あとまわしにして、再利用できるように7セグと配線を取り外しました。

次に、エヴァンゲリオンの方にかかります。通電してみると、設定変更の際、7セグの発光に異常がみつかりました3がBになったり、5と6の区別がつきません。点検してみると、貯玉表示の7セグがはずされていたのですが、取り外す際に何か所か半田が接触してショートしていたのが原因だと分かりました。
エヴァの異常を修復して配線を完了しましたがどうしてもエラーになります。特殊な設定変更が必要かもしれませんが、資料がありませんのでお手上げです。

もしや、と思い、ハーネスのピンの加締めを調べてみました。何と、ハウジングのなかでリード線がちぎれているところが複数箇所みつかりました。これでは導通が遮断されているのですからエラーが起きるのは当然です。
念のためにすべての配線の加締めをやり直してOK。

どこのメーカーの基板でもOKと謳ってはみたものの、他人の仕事の手直しは思わぬ壁があって大変です。今回も、いろいろ勉強させていただきました。

少し遠回りでしたが、ウルトラマン(山佐)か
らエヴァンゲリオン魂の軌跡への基板のせ替えに成功しました。めでたし、めでたし
Episode-9   KODAKUMIから基板をはずして再利用創聖のアクエリオン組み込みました
KODAKUMIについていたのはMS-01基板です
いつものように、7セグと配線ハーネスを
再利用できるようにとりはずします

創聖のアクエリオンに取り付けてテスト
難なく動いてくれました



配線作業よりも、3桁7セグの取り付けの方が大変です

液晶モニタをはずして貯留・WIN表示のユニットをはずして、3桁の7セグをのぞかせるのですが表示窓が小さくて3桁の百位が全部のぞかせることができません

アクリルのケースを削って左右に振り分けて
350点でメダル出しですから、百位は0か1か2か3か、何とかわかるように、小役加算
の十位・一位の表示を優先します

面倒な機種です(苦笑)

ともあれ、KOUDAKUMIから創聖のアクエリオンへの基板のせ替えに成功しました
めでたし、めでたし














Episode-10  カプセル払出4号機用の基板をSANKYO 5号機に移設
かつて4号機を制御していた基板です。メダルは2センサー。ホッパーも2センサー用の信号が出ています




SANKYOの5号機倖田未来Z4につないでみました。案の状、エラー エラーの大合唱です。

メダルを投入した時の信号の波形と払出の際のセンサの波形をを計測してみました。

そして、その波形に合わせた信号を送るプログラムを作成してマイコンに書き込みました。

マイコンをのせる回路を作ってマイコンを取り付けます

    




4号機を制御していた基板とマイコンをのせた回路の基板を倖田未来Z4に取り付けて配線しました。

4号機を制御していた基板はカプセル払出のホッパーを動かしていたため、このままメダルホッパーにつなぐと、回転が速すぎて1枚出すところを、2枚、3枚と多く出てしまいます。これを解消するため、小さな回路を作りました。

     


古い4号機を何とか動かしていた制御基板
。5号機の登場で引退の危機に見舞われていましたが、見事に対応してみせました。

めでたし、めでたし。












Episode 11 タイホー Y-14基板でピンポン(三洋物産5号機)を動かす

タイホーのY-14という基板です
かつて4号機の時代に大活躍しました
タイホー社がアミューズメント部門から撤退して
機種交換等のメンテナンスがなくなり、同社製品
を使っていたオペレーター各社は基板の再利用
ができなくなりました。

そんな事情が、依頼となって舞い込んで
きます。














鬼武者VからYー14基板を取り外す際に配線
を一本づつメモして記録しておきました

この基板は実機から12Vを取り込んで基板上で
5Vに落としてマイコンを動かしています

24Vはカプセルホッパー駆動用です










実機は設定鍵がありませんでした
設定錠自体はメイン基板に直接半田つけ
されています

やむをえず、アクリルケースからメイン基板
を取り外し、設定スイッチの端子から信号線
を取り込みました

本体からアクリルケースごと取り外し、
アクリルケースを分解するのは大変な作業でした
ほとんど破壊したといったほうがいいでしょう

まず、設定とメダルセンサのラインをつなぎます
設定変更後の50点実機側への転送はうまくいき
ました
こんどはホッパーまわりです
Y-14はホッパー駆動時に本体からLに落ちる
信号を取り込んでいます
ピンポンのホッパー駆動信号が見つかりません
モータの配線を24Vのリレーを使ってホッパー駆動時にLになる回路を無理やり作りました
小役があたってエラーなくクレジットに加算
されました
これで完成です
結構簡単でしたね

ところが問題発覚

小役加算時に実際より1点多くプラスされます
これでは使い物になりません

もう一度ホッパーをつなぎなおして、メダル払出
時の波形を調べます

センサ1は5VActive Lowで25msec幅、センサ2
はセンサ1が動いてから20msec後にactive Hight
で35msec幅だということがわかりました

これをにプログラミングしてマイコンに書き込みま
す Y−14のホッパセンサ信号をきっかけにして
いるのでActiveLow25msec幅の制限時間があり
ます この条件をクリアしたプログラミングに成功

これで、お蔵入り寸前のタイホーY-14基板が陽の
目をみたのでした めでたし、めでたし
タイホー基板 Y-14 を使ったパチスロ ピンポン(三洋物産)の動画

Episode 12 三九基板でモンスターハンター(カプコン)を動かす



三九社が採用しているメダルコーナー仕様のスロット制御基板
です バイオハザード(サミー)に使われていたものを取り外して
モンスターハンター(カプコン)に移設します

取り外す際に、配線をメモしておきました

モンスターハンター(カプコン)は中がサミー5号機とまったく一緒なので、メダルセンサーを2センサーから3センサーにしてやれば
動くでしょう

モンスターハンター(カプコン)にメダルを投入しながらオシロで波形を測って、同じ波形が出るようにマイコンで制御した回路を作ります

三九基板のメダルS1をきっかけに3つの波が出るようにしてやるとうまく作動しました

モンスターハンター(カプコン)のホッパーは2センサですから、5P
の@黄A茶C赤をそのままつないで・・・・・と

これで完成のはずが・・・

なんと、小役が揃うたびにエラーになります

三九基板から出ている疑似信号がモンスターハンター(カプコン)
と合わないようです

一度片づけたオシロを引っ張り出してモンスターハンター(カプコン)のメダル払出時の波形を確認します

ホッパーが回り始めると、払出センサ2がLに落ちてそれから払出センサ1がL、払出センサ2がH20msec後に出センサ1がH、払出センサ2がLの繰り返しです

そして、ホッパーが止まると払出S2はHになっていなければなりません

波形の通りにプログラムしたマイコンを回路に搭載してつないでみます

HCエラーです

払い出してはいけないときにメダルが出たと本体が認識しているようです  プログラムを洗い直して、モンスターハンター(カプコン)のホッパー駆動信号ではなく、三九基板の払出信号1をきっかけにする疑似信号を作ってみたら、エラーが出なくなりました

三九基板でモンスターハンター(カプコン)を動かす の動画
最近の5号機は、セキュリティが強化されてエラー解除が面倒になっています

ともあれ、バイオハザード(サミー)用の基板でモンスターハンター(カプコン)が動いてくれました

めでたし、めでたし
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