パチスロアミューズ仕様改造講座

各社製パチスロアミューズ仕様制御基板の実態

各社とも17から20箇所の信号系に配線をわりこませてつないでいます

名称

制御基板の動き

備考

①ブロッカー(+)

入力

①ブロッカー(-)信号
 がHight
MAXBEONの場合
②メダルセンサ1
③メダルセンサ2
④メダルセンサ3から
  信号出力

①ブロッカー(-)
  信号がLow
  出力停止

ブロッカー(-)のみを使用する場合有り

②ブロッカー(-)

③メダルセンサ1

出力

.ブロッカー信号のONMAXBET入力をきっかけに
メダル投入と同じ波形信号をパチスロ本体に送る
ブロッカー信号のOFFで信号停止
結果として53枚または3枚投入となる

④メダルセンサ2

出力

⑤メダルセンサ3

出力

MAXBET

入力

⑦精算

入力

払出不足時などのエラー解除用

.

⑧ホッパーモーター(+)

入力

⑦ホッパー駆動が始まると
⑧払出センサ1
⑨払出センサ2から出力開始

⑦ホッパー駆動が
 終わると出力停止

ホッパー駆動信号を使用する場合有り

⑨ホッパーモーター(ー)

⑩払出センサ1

出力

小役当選時払出疑似信号をパチスロ本体に送り
メダルが正常に払い出されたと認識させる..

⑪払出センサ2

出力

DC24V

入力

制御基板駆動用にパチスロから取り込む

制御基板の中で5Vに変換しマイコンを駆動する
電圧を作っている

GND

入力

⑭景品払出モーター(+)

出力

設定点に達するとカプセルまたはメダルを払い出す

.....

⑮景品払出モーター(ー)

出力

⑯景品払出センサ信号

出力

⑰景品払出センサ電圧

出力

⑱景品払出センサCOM

出力

(1)テスターの入手

テスタにはデジタルテスタとアナログテスタの二種類があります


デジタルテスター アナログテスター

(2)GNDを探す

パチスロにアミューズ仕様制御基板を配線取り付けする場合、基準となるグランド(GND)を探します

(2-1)精算ボタンスイッチ

精算ボタンスイッチの端子とメダルセレクタの配線ハーネスの道通を調べてGNDの位置を類推します

①精算ボタンスイッチの2つの端子のどちらか一方をGNDと仮定します

②テスタを使ってメダルセレクタの配線ハーネスとの導通を確認します

ここで導通するところがなければ①で仮定した端子はGNDではないことが確定しました

反対側がGNDです。念のため②と同じ作業をすると導通する箇所があるはずです

(2-2)電解コンデンサ

パチスロの電解コンデンサを見つけてそのマイナスがGNDにつながっています。そこから導通を追って
GNDがわかる場合もあります。電解コンデンサの側面に容量・耐圧・-(マイナス)の表示されています


テスタの電極が太くて(2-1)で配線ハーネスに入らない場合はワニグチクリップの先に針や虫ピンを取り付けて
細く加工しておくと便利です。



(3)アミューズ仕様制御基板に取り込む電源

アミューズ仕様制御基板は電源回路を持ちません。
パチスロから電源を取り込んで、アミューズ仕様 制御基板の中で5Vの電圧を作ってマイコンを動かしています。
(2)で確定したGNDから導通を追って 電源BOXのGNDを見つけて
①アナログテスタをDC(直流)電圧測定チャンネルに合わせて黒の電極をGNDに固定します

② パチスロの電源を入れて電源BOXから出ている24Vをさがします

(4)メダルセンサ信号を調べる

①アナログテスタをDC(直流)電圧測定チャンネルに合わせて黒の電極をGNDに固定します

②パチスロの電源を入れてメダルを投入しながらセレクタ配線ハーネスの電圧の変化を測定します

③メダル通過時に電圧が変化するところがメダルセンサ信号です

  このときテスタの針が5Vからマイナス方向に振れる⇒アクティブロー

                0Vからマイナス方向に振れる⇒アクティブハイ  です

(5)ブロッカーコイルの+(プラス)-(マイナス)を調べる

①アナログテスタをDC(直流)電圧測定チャンネルに合わせて黒の電極をGNDに固定します

②パチスロの電源を入れて実際にプレイしながらセレクタ配線ハーネスの電圧の変化を測定します

  このときレバー操作と連動して電圧が変化するところがブロッカーコイルの(マイナス)です

  ブロッカーコイルはDC24Vでやりとりしています。測定は慎重に行って下さい。

(6)MAXBET信号を調べる

①アナログテスタをDC(直流)電圧測定チャンネルに合わせて黒の電極をGNDに固定します

②パチスロの電源を入れてMAXBETを押しながら配線ハーネスの電圧の変化を測定します

   このときテスタの針が5Vからマイナス方向に振れる⇒アクティブロー

                0Vからマイナス方向に振れる⇒アクティブハイ  です

(7)台設定信号を調べる

①アナログテスタをDC(直流)電圧測定チャンネルに合わせて黒の電極をGNDに固定します

②パチスロの電源を入れて設定鍵を操作しながら配線ハーネスの電圧の変化を測定します

   このときテスタの針が5Vからマイナス方向に振れる⇒アクティブロー

                0Vからマイナス方向に振れる⇒アクティブハイ  です

(8)モーター駆動信号を調べる

メダルホッパーをひっくり返して見て下さい

    モーターの端子から中継ハーネスにつながるところにアナログテスタの電極を固定します

    電源を入れてメダルを投入しCREDITに何点か表示させます

    精算ボタンを押します

    モーターが回りアナログテスタの針が動きます

このときテスタの針が24Vを表示した場合赤の電極がモーター+(プラス)黒がー(マイナス)です

              0Vからマイナスに振れる場合は赤の電極がモーター(マイナス)黒が(プラス)です 

機種によってはモーター駆動と同時に5Vから0Vに電圧が変化するホッパー駆動出力があり、これを直接
アミューズ仕様制御基板に取り込む方法もあります

(9)払い出しセンサ信号を調べる


①アナログテスタをDC(直流)電圧測定チャンネルに合わせて黒の電極をGNDに固定します

 電源を入れてメダルを投入しCREDITに何点か表示させます

  ホッパーにメダルを入れて精算ボタンを押すとモーターが回ってメダルが払い出されます

メダル払い出しに連動して電圧が変化するところが払い出しセンサ信号です

   このときテスタの針が5Vからマイナス方向に振れる⇒アクティブロー

                0Vからマイナス方向に振れる⇒アクティブハイ  です

以上でパチスロ実機の出入力信号が解析出来ました 記録しながら測定・解析すると次の頁のような
機種別配線図が出来上がります






CN7�i�P�PP�j�̔z���ڍ�



揃えておきたい道具類

ワイヤーストリッパー 半田こて 半田 半田こてクリーナー ニッパー
アナログテスター デジタルテスター プラスドライバー プライヤー



日圧XHハウジングから配線をはずす方法