0号機 ~1985年
2号機 1988年~
1988年に2号機が登場。ボーナスの抽選方法が完全確率方式に統一され、吸い込み方式などは全廃された。コインを50枚まで貯留できるクレジット機能が採用されて操作性が向上したうえに、シングルボーナスや集中役など新しい遊技機能が許可されたことにより、ゲーム性が従来と比較して格段に向上した。その一方で、1ゲーム4秒(3号機以降は4.1秒)の規制が加わり、スピーディなプレイが難しくなった。
バニーガール
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アニマル
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スーパーバニーガール
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アラジン
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アストロライナー
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センチェリー21
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ビッグバン
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スーパーセブン
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リスキーダック
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サファリラリー
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ベンハー
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スーパーウィンクル
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4号機
チェリーバー(ECJ) ハナビ(アルゼ)
平成4年に規定変更があった。その内容は
1.メーカーの自主規制(機種数限定制)を撤廃
2.JACゲームを6回から8回
3.リプレイ機能の追加
4.フラグ表示機能搭載可能
5.ボーナス以外のフラグの持ち越し禁止
である。以降、保通協の認定を受けた機種が「4号機」となる。
リプレイ機能の搭載は、どの機種でも順押しなら100%引き込むという理由で
JACIN絵柄やJACゲーム絵柄の代用として用いられる。しかし、「順押しで」という
盲点をつき、変則押しをしてリプレイを故意に取りこぼし、JACゲームを引き伸ばす
「リプレイハズシ」という正当な攻略法を生み出す。
また、フラグの持ち越しが禁止になったため、1プレイの重みが変わる。
つまり、成立した小役をそのゲームで取りこぼすと損になってしまう。そこで
「小役目押し」という概念が立派な攻略法となった。それがいわゆる「DDT打法」「KKK打法」である。
そして、4号機は新たなゲーム性の備えた機種が数多く登場するようになる。
まず「CT機」。BIG当選毎に「チャレンジタイム」と呼ばれるプレイ数変動ゲームを付加し、
当選すると、BIG終了後に「チャレンジタイム」がスタートする。
そして「多ライン機」の登場。通常は「9マス5ライン」が標準であったが、このライン以外にも
新たにラインを追加することが可能になった。多ライン機のメリットは、ボーナス抽選確率のアップである。
通常の5ラインではBIG確率が約1/240と定められているが、例えば
7ライン機の場合はこれを1/172まで引き上げることができるのである。
さらに「新基準機」と当時は呼ばれた「大量獲得機」の登場である。今までの規定では
BIGボーナス時の小役ゲームに対する期待値が引き込み率を考慮にいれた状態で
機械割を設定しなければならかったのだが、平成10年に規定変更があり、それを考慮しなくても
よくなったのである。つまり、今までの機種あたりの機械割は引き込み率を考慮して最大120%で
あったものを、引き込みを考慮しないで最大120%となったため、目押しをすれば、それ以上の
機械割になる機種が登場できるようになった…それがいわゆる「大量獲得機」である。
パチスロは今や若者を中心としたブームになりつつある。
自己顕意欲を創造するギャンブルの象徴となったパチスロは、まだまだ発展していく。
しかし、パチスロも昔あってこそ今があるわけで、規定がいろいろ変わっても
「パチスロ」という言葉の概念は時が経っても変わらないのである。
代表機種紹介
1.クランキーコンドル TYPE-A ユニバーサル販売
パチスロの火付け役ともなった「クランコ」は、「パチスロ=勝てる」という概念を世の中に浸透させた名機中の名機。
その「勝てる」とういう要素である「リプレイハズシ」と「小役目押し」を生み出したのもこの機種が元祖である。
この機種の登場により、他のメーカーもリプレイハズシを意識して機種を作成するようになる。
リプレイハズシ、そして小役目押しをきっちりこなすだけで、設定1でも収支がプラスになり、多くの
「クランコプロ」を生み出した。登場したてのころは、ニューパルサーの大量リーチ目を意識した機種として
評判はあまり高くは無かったが、その攻略法が発覚してから人気はグンとはねあがり、多くのお店が
赤字をかかえる機種となった。2リール確定型の「青テン」や「中段リリス」など、演出面でもぬかりは無し。
2.ニューパルサー TYPE-A 山佐
山佐の4号機第1弾として登場。大量リーチ目を搭載して当時、パチスロ史上最高の販売台数を記録した機種である。
その台数はなんと約23万台。当時はほとんどの店にこの「ニューパル」が置いてあったといっても差し支えない。
その要因となったのは、「キャラクター」の採用である。今までの機種には、ボーナス絵柄に「キャラクター」を
使っていなかった。また、そのころはまだ4号機も少なく、その登場ペースも現在ほどはやくはなかったのも理由に挙げられる。
そして、この機種には小役の減算値を使った「設定判別法」が発覚。BIG1回で設定5以上がわかってしまう。
リーチ目を覚え、高設定を見つける立ち回りをすればおのずと勝ちが見えてくるという正攻法を生み出した。
3.サンダーV TYPE-A メーシー販売
今までのパチスロは、リーチ目が主流であった。しかし、この機種には予告音、バックライトフラッシュ、
リール消灯という「ボーナスを期待させる演出」が盛り込まれており、「チャンス予告」という概念を浸透させた。
また、「3連絵柄」を初採用し、出目でもインパクトを表現。大人気機種となる。
スペックに関しても、その演出を十二分に発揮させるため、BIGとREGの合成確率が甘く設定されている。
但しその代償として、リプレイハズシや小役目押しの効果が低く、小役の引き込みも悪くなっている。
まさに万人に優しい機種と言えるだろう。
4.チェリーバー TYPE-AC ECJ
4号機第1弾として登場したのがこの「チェリーバー」である。
REGボーナスは無く、BIGボーナスの他にショボい集中役がついているので、機械割は辛目。
しかし、この機種にはリプレイハズシが効く。クランキーコンドルのように目押しを強要されないので、
誰でも簡単にできる。手順は簡単で、ただBIG中にハサミ打ちするだけというものである。
BIG中の2枚掛け時にはリプレイ確率が1/1.5に跳ね上がるので、残り5プレイまで引き伸ばすことが可能。
5.ハナビ TYPE-A アルゼ
チャンス予告、リーチ目、技術介入性が最も充実した機種として大人気になった。
演出面に関しては、サンダーVのバックライト演出をさらに改良したもので、わかりやすい。
しかも「遅れ」という非常に聞き取りにくい予告音も採用されている。技術介入性や、配列などはクランコを意識している。
また、初心者にもわかりやすように「たまや~」ランプが搭載されており、ボーナス成立後の
1/6で点灯する仕組みとなっている。
誰もが「パチスロ」を楽しめるという概念を世の中に浸透させた機種と言えよう。
6.アステカ TYPE-B・CT ECJ
CT機をパチスロの1つとして世に浸透させた代表的な機種。
設定6の機械割は尋常ではなく、誰もが大勝ちできる。
ゲーム性が過激で、CT中の純増枚数とゲーム数が規定ぎりぎりに設定されており、
1回のBIGでCTをひけば、軽く500枚程度のコインを得ることができ、CT中に連荘すれば…というように
期待感と出玉の両方が射幸心を煽るのである。さらに、リーチ目は複雑怪奇なものが多く、
マニアを大きくうならせた。リプレイハズシも効果あり。CT中の目押しも至極簡単である。
7.ジャグラー TYPE-A 北電子
「ザッツオヤジマシン」と言うこと無かれ、5号機になってもその設置店の多さを見れば人気があるのは明らかであろう。
第3停止ボタンを離すと、そのプレイがボーナス成立プレイであれば必ず告知ランプが光るという
わかりやすいゲーム性で、特に高い年齢層に爆発的な指示を受ける。リーチ目もわかりやすく、
ボーナスの一直線が基本。小役目押しの効果がかなりあり、オヤジ打ちと比べると1000円あたり
+2プレイも特をする。リプレイハズシ効果は+6枚と低い。非常に波が荒い機種としても有名である。
8オオハナビ TYPE-A アルゼ
「BIG1回で最高711枚」。「大量獲得」とはまさにこの機種の代名詞。
キャラとして定着した前進機「ハナビ」の「ドンちゃん」を採用することと、BIG中に
3枚掛けぎりぎりの獲得枚数MAX711枚を歌い文句として登場した機種。登場するやいなや
ほとんどのホールに設置されるようになり、その爆裂ぶりで大人気となる。
ノーマルのAタイプと比べるとその確率は目もあてられないのだが、獲得枚数が平均で
600枚前後になるためかなり甘い機種である。しかし、低設定域におけるハマリはすさまじく、
危険な台でもある。演出のメインは筐体上部にある大きなリール(鉢巻リール)。
ハズシはアシスト場所があり、初心者でも安心して打つことができる
9.獣王 TYPE-A AT サミー
AT機を世の中に蔓延させた張本人。12種類ある15枚役がほぼ毎プレイ成立しており、
小役を完全に獲得するには、サブ基盤によるナビが必要で、そのナビの発生する機会を
「サバンナチャンス」と呼んだ。省略した「サバチャン」という言葉は流行し、サバチャン中の
音楽はCD化されるなど超人気を博した。
サバチャンを引くには、「ハズレ」のフラグをひかなければならない。このころから「ハズレ」が
稀少視され始め、AT機は「ハズレ」をひくことが引き金になるという要素を作りあげた。
10.キングパルサー TYPE-A ST 山佐
山佐パルサーシリーズで初となるST機。大当たり確率はそこらのA-TYPEと変わらないが、
ボーナスのフラグをひくと100%ストックし、ゲーム数消化か、特定の条件を満たすことで
ボーナスをひける状態になる。
AT機でも同様だが、ST機にはあらかじめ何ゲーム後に当たるということが内部で決定して
いる為、「前兆演出」を行うことができ、プレイヤーをドキドキさせることで人気が高かった。
また、不完全ではあるが「天井」や「当たり易いゲーム数」などの2~3号機時代を彷彿とさせる
攻略要素が刺激的で、閉店間際にゲーム数をチェックしたり、朝から「リセット」を狙ったりと
楽しむ要素満載で息の長い機種となった。
11.パチスロ北斗の拳 TYPE-C ST AT サミー
キングオブパチスロ。ニューパルサーを抜いて、過去最大の売上を記録したメガヒット機種。
内部はビッグボーナスのないC-TYPE。ゲーム性はレギュラーボーナスとATの融合である。
人気の秘密は「バトルボーナス」。「7」「北斗」の絵柄が揃うと、「バトルボーナス」というレギュラー待機
状態に突入する。最初の10ゲームはATが発動し、若干だがコインが増える。10ゲーム後に
ハサミ打ちをすると、レギュラーボーナスが入賞し、ケンシロウとラオウが液晶上で戦うのである。
この戦いでケンシロウが勝つ、負けても復活すればまたAT+レギュラーが得られ、その繰り返しで
コインを増やすのである。ここには4種類の継続率が設定されており、継続率が外から判断できる
要素もあったため、プレイヤーはケンシロウとラオウのバトルに一喜一憂し、演出も細かく作られて
いたので、素人も玄人も楽しむことができた。
この時期、パチスロを設置する店に「北斗の拳」がないほうが珍しかった。同時に原作も
追い風を受け、コミックの売上もあがり、映画なども公開された。
12.吉宗S TYPE-A ST 大都技研
北斗の拳と並び、こちらもメガヒットを記録した機種。
ゲーム性は前進機「シェイク」と同様であったが、BIG1回でほぼ711枚獲得でき、かつ
そのBIG終了後にまたBIGが1Gで揃ったりする仕様であった為、たくさんのマニアを輩出した。
「1G連」をさせるには、BIG中に自力で獲得する要素が満載であった為、BIG中は気が抜けないし、
獲得できればさらに14000円のコインが獲得できるとなれば、期待感は最高潮に達する。
また、特定のゲーム数を狙ったり天井も存在した為、ゲーム数での攻略要素も多かった。
1撃で数千枚のコイン獲得も現実的だったので、5万、6万の投資など日常茶飯事であった。
人気にあやかって、深夜にアニメが放映されるなどその人気はスロットを知らない人でも
知ってしまうほどのものであった。BIG中の音楽はプロレスラーの入場曲に使われたり
当時はまだマイナーだった発売元の大都技研を一気に一流企業へと押し出した。
その後、爆発力はやや落ちたものの「押忍!番長」「秘法伝」も大ヒットを記録した。
5号機
2005年登場。ボーナスゲームの仕様が大幅に変更され、4号機で必須となった期待値方式相当の抽選方式はそのままに、0号機とほぼ同等の「枚数による打ち止め」が導入された。但し、0号機~3号機が「純増枚数による管理」であったのに対して、5号機では「総払い出し枚数」で制限されるため、ビッグボーナスの消化に掛かるゲーム数が多くなると、手元に残る枚数は少なくなる。
射幸性が高くなりすぎた4号機と比較して出玉性能が大幅に制限される反面、技術介入面での差はさほどなくなり、打ち手に平等になったと思われた。しかし、一部メーカーによりリプパンはずしという新しい技術介入要素が考案され、それによって実質的な機械割を上げることができる機種が増えている。ただし、2007年9月申請分よりART機能を対象とした新たな書類添付が義務づけられ、出玉性能を飛躍的に上げることを目的としたリプパンはずし仕様は実質的に難しくなった(ゲーム性の一環としては採用可能)。また、新規のユーザーの取り込みを目的にアニメやゲーム、漫画などのタイアップ機が続々と発売され、同じ目的で『マジカルハロウィン』(KPE)『快盗天使ツインエンジェル』(トリビー)など、「萌えスロ」と呼ばれる女性キャラクターを前面に押し出した機種が1ジャンルとして定着する。
2008年秋に登場したモデルより主に演出面での規制緩和が行われた。従来の5号機では小役が成立していてもボーナスが成立していた場合ボーナス図柄揃いを優先するリール制御だったが、4号機以前のように小役を優先する制御(リプレイを除く)へ変更された。また、レバー入力後にリール始動まで任意のウエイトがかけられるフリーズ機能も復活している。
2009年時点において、ボーナスの連荘のみでコインを増やしていく「ノーマル機(純Aタイプとも)」、ARTのみまたはボーナスとARTでコインを増やす「ART機」など、ある程度のジャンル分けが行われるようになってきている。
- 代表機種:新世紀エヴァンゲリオン(ビスティ)、シェイクII(大都技研)、2027(JPS)、スパイダーマン2(サミー)、アイムジャグラーEX(北電子)、リングにかけろ1(銀座)、青ドン(ミズホ)、パチスロ戦国無双(山佐)、新世紀エヴァンゲリオン
〜まごころを、君に〜(ビスティ)、パチスロキン肉マン(山佐)、ウルトラマン・ザ・スロット(山佐)、パチスロ交響詩篇エウレカセブン(サミー)、パチスロ蒼天の拳(サミー)、新鬼武者(ロデオ)
5号機
新世紀エヴァンゲリオン(フィールズ) アイムジャグラーEX(北電子)
長きに渡る4号機時代の終焉はまさに当然であった。
規制をすり抜け、射幸性ばかりを追求するメーカーに対応すべく、
行政は平成16年、それをできないような大幅な規制の変更を提示した。
その内容は
1.ストックの禁止
2.出玉率試験の大幅な変更(波を穏やかにした)
3.リール制御の制限(1役に対して1つの制御)
4.小役とボーナスの同時成立OK
5.図柄の種類を7種から10種までへ
6.ボーナスの終了契機をゲーム数から純増枚数へ
7.引き込みの優先順位は常にボーナスが1番
8.リールに付加する演出は一切禁止
である。以降、保通協の認定を受けた機種が「5号機」となる。
メーカーは守りの姿勢からか、出玉率を抑える為の処置として
コイン持ち(通常時の小役確率)をよくして、ボーナス確率を下げた機種ばかりを発表させた。
検定は通るものの、4号機に慣れてしまっているプレーヤーにとっては
「つまらない」そのものであった。こうして5号機初頭の時代はパチスロ人口を大幅に
減衰させていく傾向となっていった。(同時代にMAXタイプのパチンコが台頭しており、パチンコ人気が加速した)
これには行政もすばやく反応し、ボーナスの引き込みを小役優先に変更できたり、
演出面での緩和を提示し、若干ではあるが面白みのあるゲーム性を搭載した機種が出始めた。
規制の範囲内では、やはり「ART機」の人気が出始める。
コイン増加はゆっくりではあるが、設定にかかわらず、大量獲得が可能となった機種も徐々に増え
パチスロ人気は回復しはじめる。
細かな規制変更は今も続いている。
協会は、行政の厳しい規制変更を視野に入れ、メーカーに対して射幸性の緩和を促している。
こういった「いたちごっこ」の中で、メーカーは何時でもその規制の抜け道を探し、射幸性の高い台を作ろうとする。
それがプレーヤーの需要なのだからしかたない。
時代は繰り返す。パチスロの歴史はいつもそうであった。
結局は、行政の「鶴の一声」ですべて決まってしまうへんてこりんな業界なのだ。
今後もそういったことが続くであろう。
しかし、現在行政でも日本にカジノを作ろうではないかという動きがある。
これが実現すると、換金の問題などもクリアにされ、この業界も恩恵を受ける可能性が高い。
今は見守るしかない。
○兆円産業と言われる豊かな業界でも、中身は行政に支配された危険な業界なのだ。
しかし、多くの人間がこの業界に癒しとスリルを求めて足を踏み入れる。
タイトルを「未来」としたのは、いつの日かパチンコ屋が社会のインフラになることを強く望んでいるからである。
すべて読んでくれた方、管理人の戯言に付き合っていただき感謝致します。
この業界で働いている以上、一生つきまとう問題であるので書かせていただきました。
代表機種紹介
1.新世紀エヴァンゲリオン BB、RB、RT搭載 フィールズ
パチスロ5号機の第一弾。5号機の弱さをカバーする大型タイアップ機種だったために話題性はあった。
5号機の規制範囲をかいくぐるためにボーナス確率を大幅に下げ、コイン持ちを劇的にアップさせたゲーム性だった。
筐体も主人公別の3種類が登場したが、やはり4号機慣れしたプレーヤーには受け入れられなかった。
小役であるベル確率に設定差がつけられていた為、小役をカウントする設定判別が可能だった。そして、
「小役をカウントして設定判別する」という要素を作り出し、多くの機種にその要素が敬称されることとなる。
リーチ目がしっかりしており、液晶演出はまさにいらない要素であったのは言うまでもない。
現在もパチスロエヴァシリーズはリリースされている。この初代の要素をしっかりと受け継ぎ、
少しずつ楽しめる要素を追加していった為、現在も確固たる人気を博している。
2.アイムジャグラーEX BB、RB搭載 北電子
4号機から人気の高かったジャグラーシリーズの5号機第一弾。
もともと4号機時代から攻略要素の低かったゲーム性は、5号機の規制にひっかかる要素が少なかった為、
同じようなゲーム性をそのまま継承した形でリリースすることが可能であった。
現在でも爆発的な人気をほこり、次々にリリースされるジャグラーシリーズを尻目に稼動は落ちることを知らない。
4号機のジャグラーガールを継承し、GOGOランプ(ボーナス確定ランプ)点灯時に「ガコッ!」と音が鳴ることがある。
高設定ほどレギュラーの確率が優遇されている為、1日にボーナスを70~80回ひけることもざら。
ただし、設定6でも機械割が「104%」しかない為、大勝ちを望むことはかなり稀である。
「北電子独自の乱数取得方式」は、このアイムジャグラーにも敬称されており、俗に言う「ジャグ連」は
その人気の要素の1つでもあるのだろう。(私自身は完全確率方式主義者なので信じませんが。)
3.パチスロリングにかけろ1 BB、MB、ART搭載 タイヨーエレック(サミー系)
5号機のショボイゲーム性を一身させた危険極まりない機種。
各ボーナスの終了時には必ずボーナスの種類で決められたゲーム数のARTに突入する。
RTはパンクの要素があり、そのパンク役を回避させればボーナス成立もしくは完走まで継続するため、
演出によるパンク役成立時の合図で、パンク役を回避すれば良いだけ。
素人でも簡単な目押しだけで大量獲得が可能であった。
RTの終了条件として、「特定役の入賞」という規制内の隙をついた要素で、
もともとこの機種が出る前にそういった機種がちらほら出ていたのだが、
コイツは設定6で「119%」というプロを意識させたスペックだった為に人気に火がついた。
版権は車田正美の同名漫画。ボクシングがモチーフで、登場人物はありえない必殺パンチを持っている。
ペガサス流星拳の元ネタなのは間違いなさそうだ。
4.パチスロキン肉マン RB、ART搭載 山佐
老舗メーカーである山佐は5号機になると、大型版権のタイアップに頼り気味になった。
「パチスロガンダム」の次に登場した大型版権の機種。
メダル増加をART中心にした機種で、RBで発生するバトルに勝てば継続し続ける。
しかし、このタイプの機種は当初は人気が出るものの、息が続かない機種が多く、
この機種もそんな悲しい末路をたどり、後の機種にもそうであることをわからせる機種となった。
4リール&4ボタンは山佐オリジナル。この機種を打った後にほかの台を打つと、
なぜか4つ目のボタンを押す動作をしてしまう。人間は単純にできている。
5.パチスロエウレカセブン BB、RB、ART搭載 サミー
この機種の登場前は、ART発生条件がボーナス契機に偏りすぎていた為、
ボーナスをひかなければ始まらないART機はすぐに消えていく運命であった。
しかし、この機種は通常時からもARTの突入チャンスがあり、その契機は
4号機の「北斗の拳」に似ていた為、非常に人気を博した。
カラクリはやはり規制の盲点をついたもので、特殊リプレイ成立時(割とひける)に5種類の押し順が与えられ、その中の1つが
「ART待機状態」へと移行する押し順となる。(あくまでも入賞が条件の為、このシステムは規制をすり抜ける要素だった)
「ART待機状態」中は、「ART突入リプレイ」の確率が大幅にアップし、このときにさらに押し順があえば、
晴れてARTへ突入するのである。(押し順をミスると、通常状態に転落する)
サブ基盤は高確率状態を作り出し、レア小役の成立によって「ART当選状態」となった場合に正解の押し順をナビする。
基本はボーナスで増やす仕様ではあるが、ARTがからまないと多くの出玉を獲得することはできないのである。
さらに、サミーオリジナルの「マイスロ」(モバイル端末による機種と連動したコンテンツ)も人気を加速させ、
まさに4号機で慣れたプレーヤーを呼び戻すための功労者となった。。
6.パチスロ新・鬼武者 BB、RB、ART搭載 ロデオ
エウレカセブンの要素を受け継ぎ、ARTによる大量獲得へとシフトさせたのがこの機種。
4号機時代に人気のあった「鬼武者3」の演出を継承。ゲーム性は「北斗の拳」「エウレカセブン」と似ており、
レア小役によるART突入、前兆演出は多くのプレーヤーを虜にした。
ART中は、ARTゲーム数の上乗せ要素満載。さらにART継続は4号機の「北斗の拳」に似た「継続率」によるものなので、
高い継続率&上乗せによる大量獲得も現実的である。もちろん、万枚も夢ではない。(嫁が万枚出したよ…)
この機種の登場によってパチスロ人口も大幅に回復傾向にあるのではないだろうか。
低設定でも大量獲得が望める…まさに4号機で栄えたあの時代に逆戻りしている。
<LINK> NINJYA Amuseyy 回胴式遊技機技術研究