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後編続編


創立〜21期(昭和43年夏)

     (世田谷工業高校昭和40年度卒業電気科同窓会ホームページより)


和田メモを発見

平成13年9月。20期和田良久氏が自宅の納戸を整理していて古いスクラップを
発見。現役時代から記録しはじめた世田工野球部の貴重な資料だ。
今回、氏のご好意でお借りしたこの資料を整理。世田工野球部史として世に問う
ものである。

戦績からみる世田工野球部の歴史

昭和24年夏 1回戦 不戦勝
2回戦 世田工8−4神田
3回戦 世田工3−5東都
昭和25年夏 1回戦 世田工5−4本所工
2回戦 世田工1−12日大二高
      秋 1回戦 世田工9−20足立
昭和26年夏 1回戦 世田工6−5豊多摩
2回戦 世田工7−3独協学園
3回戦 世田工6−0都立短大付
4回戦 世田工2−7日大三高
昭和27年夏 1回戦 世田工3−8成蹊
昭和28年夏 1回戦 世田工0−1千歳丘
昭和29年夏 1回戦 世田工1−4成城学園
昭和30年夏 1回戦 世田工0−2本郷
昭和31年夏 1回戦 世田工3−6大森
      秋 1回戦 不戦勝
2回戦 世田工4−5戸山
昭和32年夏 1回戦 不戦勝
2回戦 世田工4−1京北
3回戦 世田工2−3法政一高
      秋 1回戦 世田工11−0京華
2回戦 世田工11−6田園調布
3回戦 世田工0−4四商
      春 1回戦 世田工0-15五商
昭和33年夏 1回戦 不戦勝
2回戦 世田工4−1九段
3回戦 世田工4−0駒込
4回戦 世田工8−0育英
5回戦 世田工0−13足立

昭和33年7月31日・朝日新聞朝刊 「けなげな世田谷工」
戦前はまったく評判にもあがらなかったのに、連日の善戦で5回戦まで進んだ
都世田谷工も、この日はついに力尽きて足立高に屈した。しかし、応援団もなく
孤軍奮闘のかたちながら、点差が開いても懸命にはりきっていたのは、高校生
らしく好感が持てた。
昭和33年8月1日・朝日新聞朝刊
健闘むなしく敗れた世田谷工主将に聞く・「部費、年間わずか45000円」

昭和33年秋 2回戦 世田工7−8成城学園
昭和34年夏 1回戦 世田工6−5都芸高
2回戦 世田工2−0町田
3回戦 世田工2−3攻玉社
      秋 1回戦 不戦勝・対玉川
2回戦 世田工7−8成城学園
昭和35年夏 1回戦 世田工5−0東工大付
2回戦 世田工1−8東洋商

世田工選手・東洋商に殴られ、東洋商は出場停止

昭和35年秋 2回戦 世田工1−7国士館
昭和36年夏 1回戦 世田工11−1芸工大付
2回戦 世田工2−1国学院久我山
3回戦 世田工0−1日大鶴ヶ丘
      秋 1回戦 世田工2−1正則
2回戦 世田工2−4明大中野
昭和37年夏 1回戦 世田工9−1東工大付
2回戦 世田工4−2芝浦工大付
3回戦 世田工12−2農大一高
4回戦 世田工3−11明大中野
      秋 1回戦 世田工5−4城西
2回戦 世田工1−8久我山
昭和38年夏 1回戦 世田工7−0立正
2回戦 世田工5−0明星
3回戦 世田工3−15中央
昭和39年夏 1回戦 不戦勝
2回戦 世田工13−4京華
3回戦 世田工2−9都農林
      秋 1回戦 世田工9−14都北多摩
昭和40年夏 1回戦 世田工0−7立川
      秋 1回戦 不戦勝
2回戦 世田工8−5東洋商
3回戦 世田工2−0都化学工
B決勝 世田工1−2早実
昭和41年春 1回戦 世田工0−10日大一高
      夏 シード校として4回戦から出場
4回戦 世田工1−4成城
      秋 1回戦 不戦勝
2回戦 世田工12−3富士森
3回戦 世田工4−6葛飾商
昭和42年夏 1回戦 不戦勝
2回戦 世田工10−2中央
3回戦 世田工8−1正則
4回戦 世田工0−3桜美林

昭和42年7月19日・朝日新聞
明大球場の中央ー世田谷工は世田谷が制球に苦しむ中央投手陣
から8個の四球を選び、コツコツ短打を重ねては守備の乱れを誘い
出し大勝。

1 2 3 4 5 6 7
世田工 2 2 2 0 0 4 0 10
中央 0 0 0 0 2 0 0 2

世:宮沢ー田春 中:加賀見・山沢・松谷ー山沢・村上

昭和42年7月23日・朝日新聞
明大球場第二試合では、都立世田谷工の淺川が対正則の3回、
右翼超えのランニングホームランを打ち、先取点をあげた。

世田工
正則
世田工 正則
3・淺川 4 3 1 8・中野 3 1 0
7・武安 3 1 2 9・小林 1 0 0
6・南部 3 0 0 5・水野 2 0 0
8・戸 4 3 0 2・平沢 3 0 0
2・田春 4 1 1 7・三上 3 0 0
3・倉骨 4 2 1 1・奥山 3 1 0
4・中村 2 0 1 6・加藤 3 0 0
7・押久保 4 0 0 3・豊田 2 0 0
1・宮沢 3 1 0 4・三河 2 0 0
31 11 6 22 2 0
世田工 安打 正則 安打
宮沢 奥山 11

昭和42年7月25日・朝日新聞
桜美林ー世田谷工は世田谷工の宮沢が桜美林の打線をよく抑え
好ゲームになったが、桜美林は3回、3安打を集中して3点をあげ
そのまま押し切った。

世田工
桜美林 x
世田工 桜美林
5・淺川 3 0 0 6・宮越 4 1 0
7・武安 4 1 0 4・高橋 4 0 0
6・南部 2 0 0 9・加賀美 4 1 2
8・戸 4 0 0 2・老沼 3 1 0
2・田春 3 0 0 5・水谷 3 1 0
3・倉骨 3 0 0 3・7・浅沼
1・小島
3
0
1
0
0
0
4・中村 3 0 0 8・島崎
PH・3若林
2
1
0
0
0
0
9・押久保
PH・伊藤
2
1
0
1
0
0
1・7・杉山 3 0 0
1・宮沢 2 0 0 7・8・福島 3 1 0
27 2 0 30 6 2
世田工 安打 桜美林 安打
宮沢 杉山
小島


昭和42年秋 1回戦 世田工13−3東工大付
2回戦 世田工14−3駒場学園
3回戦 世田工1−5葛飾商
昭和43年夏 1回戦 不戦勝
2回戦 世田工11−4都昭和
3回戦 世田工4−6八王子

朝日新聞記事より
明大球場の都昭和ー都世田谷工は、安打数ともに8本。都昭和は
3回に3安打、7回に2安打などで追いすがったが、世田工の攻撃
に一日の長があり、8回・倉骨正のランニングホームランなど4長短
打で圧勝した。

1 2 3 4 5 6 7 8
都昭和 0 0 2 0 0 0 2 0 2 28 8 4 5 2 2 0 3 5
世田谷工 0 2 0 3 0 0 0 6 11 28 8 9 2 8 3 2 1 6

昭:原島ー並木・和田 世:宮沢ー田春
本塁打:倉骨正 三塁打:中村 二塁打:二谷
朝日新聞記事より
八王子ー都世田谷工は、八王子が3回相手投手の制球難につけこみ
2四球・3安打で一挙にリード。世田谷工も5回、伊藤の3塁打で追いすがり
8回にも1点を入れてくいさがった。

1 2 3 4 5 6 7 8 9
八王子 0 1 4 1 0 0 0 0 0 6 3 10 2 4 9
世田工 0 0 0 0 3 0 0 1 0 4 2 0 3 2 6
八王子 世田工
8・川島 2 1 0 4・中村 5 2 0
4・小林 4 0 0 6・淺川 5 2 1
5・山岸 5 2 0 8・倉骨正 5 0 0
1・古矢 3 1 0 2・田春 4 0 0
2・杉田 3 1 0 3・五十嵐 4 2 0
7・大館 5 4 1 9・鈴木
9・倉骨道
1
3
0
1
0
0
3・松村 3 1 3 7・押久保 2 0 0
7・松本 2 0 0 5・伊藤 3 2 3
6・鈴木 3 0 0 1・宮沢 4 0 0
30 10 5 36 9 4

三塁打:伊藤 二塁打:大館・中村
併殺:八ー1・世ー1
失策:八ー3(小峰・山岸・鈴木) 世ー1(伊藤)