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2019年秋季東京都高等学校野球大会・一次予選


第101回全国高等学校野球選手権大会・西東京大会


先攻の総工は、一回先頭打者が中前打で出塁、二番が四球を選び、三、四番は中飛に
倒れましたが、五番の左前打で満塁とし、六番の遊ゴロ失で二点を挙げました。更に
走者一、二塁で四球が二つ続き、押し出しで一点追加、打者一巡の九番は三邪飛に倒
れて三者残塁となりましたが、一回表に三点を先行しました。

一回裏久我山は、先頭打者が四球で出塁、二番打者が痛烈な右前ライナーを放ちまし
たが、総工右翼手が前進し飛び込んで好捕。飛び出していた一塁走者を重殺にしまし
た。走者が無くなり、三番打者に四球で出塁を許しましたが、四番を投ゴロに抑えて
無失点としました。

ここまでは互角以上の戦いで、我々OBに大きな希望を抱かせてくれました。 しか
し総括すると、個々の力は相手の方が一枚上。相手投手は188センチの長身で、球
速、コントロールも完成されており、プロスカウトも注目。日大三高、早実と共に第
三シードを張るチームらしさが有りました。

そしてその後総工は、二回から七回まで三遊間ゴロのヒット一本と二個の四球に抑え
込まれました。

その間久我山には、二回に六番の右中間ヒットを二塁迄走られ(記録二塁打)、八番
に三塁強襲、九番に中前打とたたみ掛けられ、一点を返されました。

また三回には、二番打者を二塁手のエラーで出した後、四番に素晴らしい当たりの左
越本塁打を打たれ、同点とされました。

四回裏、総工は先発二年生投手から三年生投手にスイッチしました。しかしその回先
頭の八番に痛烈な左前打を打たれ、九番に犠打で送られた後、二番に左前ポテンヒットを
打たれて逆転されました。しかし、五回は安打と四球で二走者を出しましたが、零点
で押えました。

六回から二年生投手を送りました。先頭九番打者を三振、一番を三飛で二死としまし
たが、すぐその後三遊間安打、遊撃失と攻められ、本塁打を打った四番打者に目の覚
めるような左前打をうたれて失点し、3対5となりました。その後も二塁ゴロ失で満
塁となりなりましたが、六番を左飛に取り三者残塁。二点差。希望を残しました。

七回裏総工は、相手先頭の七番打者に痛烈な投手強襲安打を打たれました。足に当っ
たボールが一塁側ファウルグランドまで飛ぶような強烈な当たりでした。そのまま投
手は続投しましたが、次打者に四球を与えて交替。背番号1の三年生主戦投手を送り
ました。走者一・二塁で、犠打。走者二・三塁となったところで、一番打者に右飛犠
打を打たれて一点、三塁に進んだ走者を二番の左前打で帰され、この回二失点。3対
7となりました。

八回の相手攻撃は無失点に抑えましたが、九回表に得点できず、これが最終スコアと
なり万事休すです。

公式の記録では、総工、久我山共に失策は二個ずつとなっているようですが、総工側
には中堅右に弾んだヒットで打者走者を二塁まで行かせたり、二塁手の正面ごろを緩
慢プレーで一塁に生かしたり、走者一塁で何でもない投ゴロを重殺に取れなかったり
と反省すべきプレーが重なりました。特に遊撃手、二塁手は守備の要ですので、日常
の練習に今一つ技術及び精神的な工夫が必要だったかと思います。

安打数は総工4、久我山13.相手は全国制覇を狙うと公言しているチームです。相
手チームの主力選手は、総工の選手より体格も技術も優れている様に見えました。し
かし総工の選手も、試合そのものは立派なものであり、堂々と戦いました。特に四人
の投手をそろえて継投で強豪校に立ち向かうのは、強豪校に対する一つの戦術として
評価されるべきものでしょう。バックネット裏で見ていた時に比べ、今回一塁側ダッ
グアウト上で見た時、四人の投手は球速もあり、制球もよかったと思います。これに
より相手に13の残塁を残させる結果につながり、粘りの守りを実践していました。

今年も数多くの世田工OBが応援に駆け付けてくれました。野球部同期で昭和40年
の卒業以来初めて会った人もいました。今年の四試合は全て観戦し、都度暑い思いが
こみ上げました。総工野球部に心より感謝したいと思います。立川駅近くで行った残
念会では、野球部OB以外の人も多数参加してくれました。

都立高校として数多くの制約を避けられない中で、部活として立派なチームに育て上
げて下さった、監督、指導者の皆様に敬意を表すとともに、毎試合スタンドで熱心に
サポートをして下さる父母会の皆様に感謝したいと思います。

夏が過ぎれば、秋の新人戦が始まります。今後とも総工野球部に熱い応援をお願いし
ます。


世田工17期  那須徳造


総工四回戦の観戦記をお送りします。

今回は楽勝と思われるでしょうが、現地観戦者としてはドキドキでした。前回の明大
明治は大学と同じデザインのユニフォームでしたが、今回の帝八も甲子園で見た東東
京の帝京高校と全く同じユニフォームで、連続の大学付属との試合となりました。
天候は曇りから小雨模様。傘を開いたり閉じたりの観戦です。シートノックは無し。
ベンチ前でのみノックの捕球練習が許されました。

総工先発は背番号1の右投げ三年生投手でした。ゆっくりとした本格派のフォームで、
変化球もあるようですが球速が今一つ。「いつか打たれるな」との予感がしました。
そして一番左打者に左前にクリーンヒットを打たれ、これは厳しい試合になるぞ、との
感を強めました。二番にバントで送られ、三番を四球で出しましたが、四番を右飛、
五番を良い当たりの左直に押え、事無きを得ました。

その裏総工は、一番こそ一塁ゴロでしたが、二番中前打、三番四球の後、四番の二年
生捕手が、左越えに大きな本塁打を放ち、三点先行しました。
八王子球場は両翼98M。ポール際から急に奥に膨らんでおり、加えてフェンスの上に
結構高いネットが有りますので、かなり大きな本塁打であったと思います。
この本塁打が効きました。(0対3)

二回表、帝八は先頭六番が中前打。七番が送った後八番の中前打で一・三塁。ここで
九番に中前打されて一点返されました。しかしその後の一・二番を中飛、二ゴロと押
え、最少失点で切り抜けたのは幸いでした。(1対3)

二回裏、三回表は双方三者凡退。締まった試合に成りました。

三回裏総工は先頭の一番が右前打。二番の三ゴロを悪送球で二・三塁に進み、三番の
右前打で一点入れましたが、打者走者が一塁をオーバーランして一死。四番浅い遊ゴ
ロで本塁突けず二死。五番が左飛を打ち上げました。ところがこれを左翼がポロリと
落球して、更に一点追加しました。(1対5)

四回の相手攻撃を三者凡退とし、四回裏、七番四球の走者を犠打で送り、九番三振の
後一番打者が中前打で走者を二塁から返しました。(1対6)こうなっても、「大量
失点しないか?」「守備の乱れが起きないか?」等心配は尽きません。特に五回の攻
撃、先頭の三番打者の右前打を四番遊ゴロで二塁に進めた後、五番の左前打で一三塁
としましたが、六番打者の時にスクイズを失敗し(三塁走者突っ込むも打者バントせ
ず)、無得点で終わりました。先発投手が五回を四安打一失点と良く抑えていたの
で、気弱なOBとしては、悪い兆候でなければ良いが、と気を揉んでいました。

六回表、帝八先頭の三番打者を四球で出しました。ところが四番打者の遊ゴロを6-
4-3の併殺でピシャリと切ったのは、この試合の勝機を相手に渡さないと言う点
で、大きなポイントだったと思います。七回表も四球を二つ出しましたが、左飛二つ
で切り抜けました。六回と七回の先頭打者、及び七回の後続打者は救援投手陣二人が
何とか押え切りました。

そして七回裏総工、先頭の三番が背中にドスンと死球で出塁、四番の左越え二塁打で
一塁から生還し一点(1対7)、五番は中飛に倒れましたが、六番が右中間を大きく
破る安打を放ち、二塁走者が八点目を挙げてコールド勝ち(1対8)となりました。
 歓喜!!

この試合は、互いにミスが少なく、締まった試合との感想です。しかし総工投手陣は
球速が今一つですので、シード校相手では打線が余程頑張らないと、かなりの失点覚
悟が必要でしょう。杞憂であれば良いのですが。

次は21日(日)10:00 市営立川球場、国学院久我山高校です。三度連続の大
学付属校対戦となります。例によって、天候不順により変更の可能性が有りますの
で、新聞や東京都高野連ホームページ、https://www.tokyo-hbf.com/index.php で
確認の上、是非球場での応援にご参加ください。

尚、今回も試合後にJR西八王子駅近くの居酒屋で、世田工OB祝勝会を挙行致しま
した。次回も計画していますが、諸般の事情で、車を運転する方は禁酒中の方を除い
て参加をご遠慮いただく思いますのでご了承ください。

次の久我山戦、総工の健闘を祈ります。

世田工17期 那須徳造

追伸:勝ち進んだ総工野球部の応援にかけつけた世田工OBのみなさん

二回表、総工は7番打者の右前ヒットを九番打者(投手)の右越二塁打で帰し、先制
しました。

今日は先々に加点できるかなと期待しましたが、四回裏、二死後に相手六番打者に四
球、左前打の後パスボールが重なり、八番打者の中前打で二点を取られ、逆転されま
した。しかしその後もパスボールで二塁まで行かれましたが、九番打者を左飛に打ち
取り、最少得点差に抑えたのは大きかったと思います。

五回表総工の攻撃。一死後二塁強襲、右前打と二人の走者を置いて、四番が右越えの
三点本塁打を打ちました。二試合連続の本塁打で四対二と逆転です。その後も左中間
二塁打、四球二つで満塁と攻めましたが決定打が出ず、三者残塁となりました。

七回表総工。四球の走者が一死後盗塁。送球ミスの間に三塁まで進塁後五番打者が左
中間二塁打を放ち、一点加点しました。その後が左飛、二ゴロと攻めきれないのはい
つもの通りです。

悪夢はその後すぐに来ました。七回表、相手は先頭打者からの攻撃です。まず一番が
二塁に若干強い当たりのゴロを打ち二塁手が弾きました。エラーです。二番が捕前の
ゴロを打ちましたが、捕手が二塁に送球、野選となりました。無死一・二塁で三番打
者は一ゴロ。これを一塁手は重殺を狙って二塁に悪送球で一点献上。四番の二ゴロを
またも悪送球で二点目。五番は遊直でこの回初めてアウトを取りましたが、次の六番
の遊ゴロをまたも悪送球で二点追加され、四つの悪送球を含む五つの失策で、無安打
で四点を献上し、5対6と再度逆転されました。5対2で始まった回でのミス続出で
したので、仮に一、二点を献上しても、一つのアウトを確実に取る指示がなぜベンチ
から出せなかったのか、ヒットを全く打たれていなかったので悔やまれます。

このころ雨が強くなり、傘を差したり身を屈めたりで、空も気持ちも暗くなりまし
た。

九回表、総工最後の攻撃。先頭打者、二番の一塁線ゴロがベースに当り、ヒットとな
りました。何やら幸運の兆しです。次の三番打者の投ゴロが一塁に間に合わず、ノー
アウト一二塁。ここで四番打者が左中間に目の覚めるような三塁打。二点を取り、7
対6と総工再度の逆転です。まだ無死三塁だったのですが、後続が、三振。三ゴロで
走者が本塁突っ込みアウト。次の七番打者が右中間二塁打を打ったのですが、八番打
者の遊ゴロで、二点止まりとなりました。

四番から始まる9回裏、明治の攻撃は、三ゴロ、二飛の二死後中前打を打たれました
が、最後の打者を三ゴロに取り、心臓破りの勝利を掴みました。

七回に最後の二点を献上するエラーをした総工の遊撃手は、チェンジになってベンチ
に帰っても、俯いてしまい、周りから慰められているようでした。我々世田工OB連
は、「久し振りに締まった試合だ。」等とゲームを楽しむ余裕から、一転「奈落の
底」に落し込まれたものを再度「エデンの園」に引き上げてくれた総工ナインの粘り
に満足この上ない笑みを浮かべて球場を去りました。

世田工17期 那須徳造

<観戦レポート>
昨日10日に上柚木公園球場で二回戦対多摩高が行われましたので、観戦してきました。
相手は選手総計11人。
シートノックは全員内野守備を行い、外野ノックは打つ人も受ける人もいませんでした。
試合の結果は新聞などでご存知かもしれませんが、18-0。初回表に6点を取り、
相手に点を与えませんでしたので、久し振りに何の心配もない野球観戦でした。

コールド勝ちと早目の祝勝会ビールを期待しましたが追加点が奪えず、7回表に打者
17人で12点を取るまで長引いたのは、何ともやるせない気持ちでした。
因みに今回の試合で内野にゴロが飛んだのは、47人の打者で2本の送りバント(いずれも成
功)の他には最終の7回に打った遊撃ゴロと2本の一塁ゴロの合計三本のみ。
全て一個ずつのアウトを与えました。

守備は3投手の継投で零封。初回先頭打者の二ゴロをハンブルして処理の緩慢による
出塁を、私は失策と記録しました。他にエラーはありませんでした。

二回から六回までの攻撃内容は下記の通りです。

二回: 中飛  左飛  右飛

三回: 三振  中飛  中前打 一直

四回: 右前打 三犠打 左飛  投飛

五回: 右前打 左飛  三振  中飛

六回: 中飛  遊飛  三飛

監督さんは18対0に胸を張るでしょうが、OBとしては「何してんの!!」と言う気
持ちでいっぱいです。
ただ、7回に6点を取った後、更に満塁として本塁打が出ました。
そしてその後また二塁打、三塁打が出て二点を取ったのは、詰めを怠らなかったと理解しています。

次の三回戦は町田と明大明治の勝者。「楽勝でしょう。」と失言しましたが、中村元監督より
「明大明治は強くなっているよ!」のお言葉が有りました。

16日(火)12時半より、同じく上柚木公園球場です。

世田工17期 那須徳造




部員派遣に関する高野連規定(抜粋
部員不足による大会参加の特別措置について(平成24年5月24日通達)
(1)部員数不足の連合チームでの大会参加
ア原則として部員数が不足している(8人以下)2校以上の連合チームでの大会参加を認める。(地区大会および全国大会を含む)
イ 関係校間の距離は問わないが、同一都道府県内の加盟校同士に限定し、原則として週2回程度の合同練習ができることが望ましい。
ウ適当な相手校が無いなどの理由で連合チームが組めない部員数不足校には、単独廃校のルール(平成12/6/7通達文)を適用することも可能とする。
 ただし、母体となる部員数不足校の部員は最低5名は在籍しているものとし、
 他校からの部員を借り入れた後の当該校の部員数は10名を超えないこととする。
          例:5名の場合→最大5名を借入可能。
             6名の場合→最大4名を借入可能。
             7名の場合→最大3名を借入可能。
             8名の場合→最大2名を借入可能。
エ 連合チームの申請後の不祥事による選手不足は再連合を認めず、関係校はすべて不出場とする。
   (不祥事による選手不足は部員数不足と認定しない)
オ連合チームの組合せは、当該大会(春季大会・選手権大会・秋季大会)ごとに所属連盟に届け出て、承認を得ることとする

今大会では総工野球部の2年生3名が杉並工業に派遣されました


平成31年春季東京都高等学校野球大会


平成31年春季東京都高等学校野球大会一次予選